いろはにわか

にわか者の感想文です。整合性より感受性。

      アニポケがいいぞ

結論

 今のアニポケ、ポケモンのアニメがいいぞという話です。すごくいいぞ~。
 これからもこういうアニポケを見たい!
 みんなも見てください!
 以上!
 

蛇足の前に自分用もかねておさらい。

 アニメ・ポケットモンスターは1997年4月1日より放送が開始されて以来、一時期の中断を挟みながらも、20年以上続いているご長寿キッズアニメ。放送回数にして1000回越え。
 (株)ポケモンより発売される同タイトルのロールプレイングゲームを原作とする。主人公の少年・サトシと、ふしぎな生き物・ポケモンが織り成す絆と冒険の物語。
原作ゲームはおよそ2~3年おきに新作シリーズを輩出しており、ファンの中で「世代」という呼び方で区別されている。第一世代、第五世代など。
 それに合わせてアニメもシリーズチェンジを行っており、(一部を除いて)仲間であるレギュラーメンバーは変更されるのが通例。アニメシリーズ名は古い順から、無印(サブタイトルが無い故の呼称)→アドバンスジェネレーション→ダイヤモンド・パールベストウイッシュ→XY→サン&ムーン。
 現在放送されているサン&ムーンは、物語や登場キャラクターを原作ゲームでいう第七世代「サン・ムーン」および「ウルトラサン・ウルトラムーン」を元としている。
 
 私は原作ゲームは第六世代「X・Y」のみプレイ経験あり(未クリア)。「サン・ムーン」は未プレイだけどネットで色々調べて評判は見た。初めて映画館で見た映画がアニポケ初代、ミュウツーの逆襲。しかしアニメシリーズでまともに見たことがあるのはベストウイッシュ(途中下車)とXY(脱落)。という、ニワカというかいっちょ噛みというかそういう層です。
 そういう層ですが、現在放送中のサン&ムーンに結構ハマっている。
 

サン&ムーンのいいところ

 サン&ムーンのいいところは4つです。
  1. キャラがいい
  2. 話がいい
  3. 作画がいい
  4. 音楽がいい
 つまり、いいアニメ。
 人間で例えると、性格がよくて行動がまともで顔がいい上に楽器まで弾けちゃうみたいなものです。そりゃ好きになるわな。アニメと人は違うけど。
 しかし、それぞれがどう良いのか個別に述べるのは少し難しいと思いました。というのも、各要素が複合的に絡み合って全体を成しているため、分解して説明しても不完全な説明にしかならないでしょう。
 
 だから一つキャラの具体例を上げます。
 キテルグマです。
 キテルグマというポケモンがいる。
 正直、原作ゲームの時点では、ちょっと嫌い寄りのポケモンでした。やってもないくせに嫌い、という。ひどいけど仕方ない。
 見た目は着ぐるみの熊のよう、ピンクと焦げ茶色で、シンプルかつ愛らしいフォルムをしている。しかし図鑑の説明から伺えるのは危険な側面のみ。人を殺したらしき記述が、わざわざ図鑑に載っている。嫌なポケモンだなと率直に思った。会いたくない。背骨折られたくないし。自分が折られる想像しなくても、そういう状況がありうるってのが嫌。つーか鼻につく設定だ。
 アニメでもやっぱり登場シーンは危ない。森の中でサトシと遭遇して「クゥ~~」と、かわいい声でにこやかに手を振ってきたかと思えば、周囲の木々を薙ぎ倒しながら追っかけてくる。「キーッ!!」と叫び声を上げて。手を振るのはフレンドリーなジェスチャーではなく威嚇のサインなのです。
 怖…。
 そのアクションはすさまじく、己の重たい巨体をいとも軽々と操っているなあと見てるだけで分かる。サトシとピカチュウもそりゃあ全力で逃げる。当然、ゲットならず。
 しかし、悪役キャラのロケット団に出会うと、少し違った顔を見せる。
 ロケット団はシリーズ恒例、おなじみの悪役で、やることは変わらない。人のポケモンを盗もうとしたりズルして大会で優勝しようとしたり、悪事をはたらき、成敗されて吹っ飛ばされる。そして遠い彼方の星と消えつつ、「や~な感じ~!」の捨て台詞が定番だった。
 しかしキテルグマはそこに突っ込み、ロケット団を、回収し始める。悪事にいそしむ彼らのもとへどこからともなく現れて、おもむろに抱え込む。そして困惑まじりの抵抗などものともせず、自分の森へと帰っていく。
 ロケット団からすれば、負けて星にならずには済んだが、突如太くたくましいもふもふの腕に皆まとめて抱えられ、強制的にのそのそと森へ連れていかれる状態。いやって叫ぶ勢いはないけど、なんにもうまくいっていないし、逃げられないし、「なに、この感じ…。」と呟くしかないのであった。新しい。
 何が気に入ったのか、キテルグマは彼らを匿っている。巣に招き(拉致り?)食事をあげる。人間ではなくて木の実とか蜂蜜とかね。いい奴なのかどうなのか、その意図は読み取れない。つぶらな瞳を瞬かせるだけで、何も語らない。背中すら。
 以降、キテルグマロケット団がどこにいようと絶対に回収する、しまっちゃうクマさんと化した。相も変わらず吹っ飛ぶ彼らを、あるいは勝利フラグを手にした彼らすら、追いかける。そらをとぶ。海を走る。バイクになる。様々なパターンを創出しながら、役目を終えた彼らを抱え込む。別に彼らにゲットはされないし、悪事を止めようとする素振りもない。
 普段は何をしているのか、謎に包まれている。でも、何をしている、というものでもないのかもと思う。キテルグマは単に、森の中で暮らしているポケモンみたいだ。そこに寝床があって、食べ物があって。時には森に住む他のポケモンと交流することもある。最近は、ロケット団が近くにいる。ほとんど変化しない表情の中で、どうやら何か思うこともある。そしたら思ったように行動する。
 そういうポケモンなんだなということが、短い瞬間を繰り返すうちに、長い時間をかけて分かってきた。
 後にキテルグマは、異世界からやってくる未知の存在、UB(ウルトラビースト)の一種に遭遇する。赤く輝く筋肉モリモリの巨大な人型昆虫という強烈なビジュアルの持ち主。対面するや否や、言葉もなく、筋肉と筋肉の戦いは始まる。一歩も引かないキテルグマに、気付いたら「負けるな…!」と思っている自分がいた。
 
 こういう流れが、このアニメにはたくさんあると思う。単に悪印象を持っていても変わるということではなく、ちょこちょことした描写がどれも効果的というか。どれか一個なかったら、どこかで引っかかる部分があったら今のようには思えていない。
 全体通してみるとネタ回ありパロ回あり原作のストーリーなんのその、大味なつくりに見える人もいるのかもしれないけど、実は繊細な部分が山のように隠れていて、山だから見えてないだけなのかも…でもそれはただの山かも…。
 新しいアニポケだなと(勝手に)感じている。
 

他にも、

 細かい所で好きなポイントがいっぱいあって、自分の中でどんどん加点されてってます。色々あんだけど、あえてピックアップするなら以下のよう。
 
ポケモンが画面の端でちょこちょこ動く
 仕草がいちいちかわいいのはもちろんのこと、人間の意思が介入してない所でも動いているのは、月並みな表現ですが、リアルだなと思った。動物っぽい。
 今までのアニメでもこういう描写普通にあったのかな? でも私が、おっ!と思ったのはケンタロスのゆれるしっぽに反応するピカチュウという描写だった。
 
・小ネタが継続される
 ちょっとしたギャグやキャラの設定が、その放送回に限ったネタかと思いきや後々にも続いていく。アローラ探偵とか野球選手とかパンケーキとか…ちゃんと地続きの世界だって思えて好き。
 
・なんと、サトシがかわいい
 もしもサトシのキャラデザのみを理由に見ないと決めた人がいたら、勿体ないなと思う。もう流石にいないかもしれないけど、もしいたら言いたい。見てりゃ慣れる。
 これは本当です。話が退屈じゃないから、追ってるうちに全く気にならなくなる。声もそう。
 ほんで動くとかわいい。キラッキラしてて毎日楽しそう。エンジョイしてるな~! アホ面ながらバトル時の頭の回転は早くて、機転の利いたことをさらっとやってくれる!
 何より、このデザインがアローラ地方にむちゃくちゃ合ってる。んでポケモンスクールの一生徒としてすんなり馴染んでる。そもそもあの学校(あのクラス?)は色んな子のいる所だけど。
 サトシのデザインってその地方の(そのシリーズの)アニポケの象徴ですらあるんだなと今更ながら感じる。初回から数回は変顔が濃いけれど、ていうか変顔はいつも強烈、だがそれがいい
 
・結婚ネタをむちゃくちゃ上手くまとめた!
 描写量は少ないのに、十分かつ地に着いた恋愛描写だった。びっくりした。
 
・OPとEDが曲も映像も良い、良すぎ
 「このアニメはこういう話です」と語るものがOP&EDdとすればこの上ないと思う。早く未来コネクションとジャリジャリフルで聞きたい。
 

ということで、

 ポケットモンスター サン&ムーン。楽しいアニメです。
 しかし、もう60話以上放送されているので今から見ても話ワケわからんだろ……と思いきや! Amazonプライムビデオなら1話から見ることができます。てかサン&ムーンだけでなく過去のアニポケシリーズも見られる。
 プライム会員ってすごいな。おまけにAmazonで買い物するときときどき配送料タダだし。プライム会員もいいぞ。